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大航海な夫婦第3話「オーロラの羽衣」

.27 2010 大航海な夫婦 comment(0) trackback(0)
ちょっぴり不思議な体験をする夫婦を描いてみようかと思う。

もう少し話を膨らめて書いてももいい感じはするが、
これでいいかなぁと思い、とりあえずうp。

あなたは裏技だと思いますか?
それともバグだと思いますか?
大航海な夫婦3

(3)
某オンラインゲームにはちょっとしたバグが存在するらしい。
ある場所で、ある時間、ある行動をすると見ることが出来るらしい。
プログラムの設計上、何万分の1の確率で発生し、
そのバグを修正するために多くのプログラムを全般的に見直さなきゃいけない。
そんな天文学的確率で発生するバグを修正するために何十億もかけるのは面倒だと理由で今も放置されている。

「おい、タケヒロそれ作り話だろ」
「え」
「里美、よく判ったねぇ。三日三晩、長距離航海中考えたネタなのに・・・」
僕はがっくり肩を落として言った。
「てめえの話は胡散くせえし、おめえがウソつく時は癖で貧乏ゆすりするんだよ」
「くっ・・・」
僕は両足を急いで押さえる。
「ほー、こっちも適当にいってみたんだがどうやらおめえのウソつくとき貧乏ゆすりするんだな」
僕は心の中で舌打ちした。

「タケヒロ、そんなくだらねえこと考えてる暇あったら香辛料運べ!」
「こっちは三日三晩PKKくらって有り金すべて持っていかれた」
「最近、里美、PKKされまくってるよね」

彼女は焦った様子で布団へ逃げ込んだ。

「船が悪いんだよ、船が、耐久削れ過ぎて勝負にならん」
「それ、ちゃんと名工叩いてないからでしょ」
僕が注意すると、
「分った分った、名工も頼む、じゃあ、寝る」

そういい終わると3秒後にはおおイビキをかいている。
これが彼女の良さだと思っている。
どんなに嫌なことがあっても彼女は一晩寝ると忘れる。
僕は彼女の寝顔を見ると一日の疲れが吹っ飛ぶ。
これも彼女の良さだと思う。

いつものように僕はアンボイナで香辛料を満載し、いつものようにケープ経由で航行していた。
途中でケープによって補給をすませ北上する途中、急に睡魔に襲われる。
コクッと一回船を漕いではっと目を覚ます。
僕は寝落ちしたと思い、焦って目を擦り、嫁の飲み残したコーヒーを口に含んだ。
完璧に冷めてホントまずい。
(さて、どこまで行ったのかなぁ、測量使って位置確かめないと)
僕は測量スキルを叩き、位置を確認しようとしたが、
座標情報がでて来ない。

しかし、熟練航海者にもなると大方の勘でなんとかなるものである。
(とりあえず陸地伝いに行くか)
僕は東の方角へ舵を切った。
その瞬間、画面が真っ暗になった。
(クライアント壊れたかなぁ)
僕は再起動をしようとctrl+alt+delを同時に押す。
すると今度は真っ白の画面になった。
(これ、パソコンが暑さで言っちゃったなぁ)
僕は電源ボタンに手をかけた瞬間、
画面が元に戻った。
(なんとか復旧したか)
そう思い、画面を凝視しているとおかしい。
そこは実装されていないはずの北極のような氷の海
空にはオーロラ。
見渡す限りの氷の海。
そして光り輝く真っ白い粉雪が舞っている。
僕はポカーンと口をあけ、だらしない顔をしていたが、
はっと我に返り、嫁を叩き起こす。
「里美、起きて起きて、裏技で北極着いた」
「すっごく綺麗だよ、見てご覧よ」
彼女は僕の顔へ一発グーでパンチを入れながら目を擦って起きた。
「てめえ、今何時だと思ってんだよ!」
寝起きはいつもこんな感じで機嫌が悪い。
「里美、いいからパソコンの画面見てみ、北極ついてオーロラと粉雪見れた」
「タケヒロ、寝言は寝ながら言うから寝言なんだぜ」
彼女は布団からもぐって出て僕の後ろに立ち、画面を見つめる。
彼女もポカーンと口をあけ、だらしない顔をしていた。
「ね、凄いでしょ、北極だよ、北極」
僕はニコニコしながら振り返った瞬間、またグーでパンチが入る。
「痛いなぁ」
僕は鼻から鉄のにおいのする鼻水が流れてくるのが分った。
「タケヒロ、痛いか?」
僕は頷きながらティッシュを丸めて鼻に詰めている。
「タケヒロ、これってさっきいってたバグじゃないよな」
彼女は少し怯えた様子で言う。
僕は笑いながら言う。
「まさか、あれって僕の作り話だよ、ひょっとしてちょっとは信じてくれたの」
「タケヒロ、冷静に考えな、北極は未実装だろ」
「里美も馬鹿だなぁ、だから裏技で・・・」
「タケヒロ・・・ネットゲームで裏技ってのはな、一般的にはバグって言うんだよ」
僕は一瞬思考が止まり、昔のパソコンのように頭の中がカリカリ音を立てているように感じだ。
そして、処理が完了して我に返り画面を再度見た。
「里美、北極からどうやって帰ろう・・・」
「とりあえずネットワークを切ってパソコンの電源落せ」
僕は焦ってコンセントとネットワークケーブルを抜く。
「よし、パソコン再起動して、クライアントの修復かけな」
「うん」
僕は彼女の言われるがままに実行してログインしなおした。
すると画面は大海原船員1で骸骨状態で疾走する自分の船が映し出された。

彼女はほっとした様子でゆっくりと布団に潜り込み、3秒後おおイビキをかいて寝てしまった。
さすがに僕も疲れたので最寄の港へ入り、しっかりログアウトして布団に入った。
天井を見ながら僕はつぶやいた。
「ねぇ、あれってやっぱりバグなのかなぁ」
嫁は寝言のように返事をした。
「タケヒロが裏技だと思えばそれでいいんじゃね」
「そっかぁ」
「でも、バグにしては綺麗なオーロラだったなぁ、里美もそう思ったでしょ?」
彼女は子供のような穏やかな顔でおおイビキをかいて眠っている。
「僕は裏技だと思うなぁ、やっぱり」

僕はゆっくりと目をとじで眠りについた。

朝のまぶしい光で目が覚めて、
いつものように僕は朝食を作り、
彼女を起こす。
パンをかじりながら彼女に昨日のことを聞いてみると、
「タケヒロ、寝言は寝てる時にいうから寝言なんだぜ」
と返された。
彼女は昨夜のことはすっかり忘れてる様子。
でも、僕はアレは夢でなく現実だと思っている。
何故なら僕の枕は、嫁にもらったパンチで出た鼻血で真赤に染まっていたからだ。
後で気がついたのだが僕の発見物リストには「天使の羽衣」というカードがあるのだが、
みんなには内緒にしておこうと思う。

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